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目次
つわりはちゃんと終わります
今現在吐きづわりに苦しんでいる方にまず伝えたいこと。
つわりは必ず終わります!
そしてどれほど母体がつわりでダメージを受けようとも、
赤ちゃんは元気です!
子供二人とも重症妊娠悪阻で入院し、栄養失調と脱水で10キロ減、自分は死にかけながらも赤ちゃんだけはめちゃくちゃ元気に出産した私にとって、それだけは間違いない事実です。
つわり真っただ中の方にとっては、もう二度と家事や育児、ましてショッピングや旅行なんて行けないんじゃないかと思われる方もいるでしょう。
でも、つわりは終わるんです!
そして終わったその日からあれだけ廃人状態だったのに全力疾走できるほどに元気になるんです!(やっちゃダメですよ)
大丈夫!
つわりは終わる!それだけは100%断言できます。
では私の壮絶つわり体験をご紹介しますね。
つわりはいつから始まっていつ終わった?
まずはつわりの期間。
この辺は個人差の塊なのであくまで私個人の話です。
私の場合、7週から吐き始めて、18週から少しずつ改善し、22週には完全に終わりました。
そう、22週のある日、「完全に終わった!」と言い切れるほどに、真っ暗闇のトンネルから突如として朝日の降り注ぐ外界に抜け出したかのように分かりやすく終わりました。
私のつわり体験は周りと比べるとかなりひどい方だったので、このまま終わらないんじゃないか、むしろ産んでもこのままなんじゃないかなんて思っていたんですが、ほんっとうに、唐突に、あっさりと、途中でナタでぶった切るように終わりました。
終わった時のあの晴れやかな気持ちはよく覚えています。
ずっと強風吹き付ける嵐だった空が、パーッと急に晴れ渡るような爽やかな気分というんでしょうか、とにかく何もかもうまくいく気持ちですね。
テンション爆上がりで、たまっていた洗濯物を一気に回して、布団干して、隅々まで掃除して、とありとあらゆる家事を1日中ルンルンでやってのけるほど急に元気になったのをよく覚えています。
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私のつわり症状(閲覧注意)
※生々しいので読まない方がいい人はスキップしてくださいね。
一人目、二人目ともにメインはひどい吐きづわりでした。
どのくらいひどかったかというと、吐く回数では1日50~70回ほど。
突然突き上げるように吐き気を催して、唸るように激しく吐くので喉は擦り切れ、常にヒリヒリと痛くて出血することもありました。
(途中から被ダメージを最小限にする吐き方をマスターしたのでまた別記事でご紹介します!)
頻繁過ぎてトイレに間に合わないので中身の見えない真っ黒なビニール袋を用意し、ガーグルベイスンの内側に数枚敷きこんで常に枕元に置いて使っていました。
嘔吐の酷い患者さんによく使われていた技ですね。
ガーグルベイスンとはこちらのことです ↓
ナビス プロシェアうがい受けSU-L2 /8-9984-02
常に船酔いと車酔いを合わせて更に10倍くらいにした気持ち悪さが付きまとい、意識のある間はずっと苦しみ続ける日々でまさに生き地獄。
拷問を受けているような気分でした。
空腹でも満腹でも吐き気は関係なくあり、妊娠7週からは食べ物を入れた瞬間吐くためほぼ受け付けなくなり、においづわり、よだれづわりまで併発した結果、水すらも気持ち悪くて飲めず、食事などもってのほかの状況で約2ヶ月間絶飲食状態で一時入院になりました。
入浴はお風呂の湯気やにおいで地獄です。
気持ち悪い上、普段気にならないシャワーの圧が何故か全身刺されるように痛むので、つわり中は2~3日に1度入浴するのがやっとでした。
シャンプーなんか絶対使えません。使うとその匂いで1日中苦しむので常に湯シャンでもちろんコンディショナーやリンスなどNG。
夫が帰ってくると「苦しい、死にたい、殺してくれ」ととんでもない妄言を吐いていました。
それでも苦しみを理解して背中をさすってくれた夫に振り返ってみると感謝と申し訳なさでいっぱいになりますね、ほんの一瞬だけでしたが。
本当に正真正銘の廃人のような状態でした。
入院するほどのつわりとはどんな状態?
入院したのは10週4日の妊婦健診の時でした。
検診に行く時も、髪はボサボサ、においづわりでメイクも日焼け止めすらつけることができずその頃は毎回ボロ雑巾のような状態で行っていました。
そんな状態で待合室にいるのは私だけで、他の妊婦さんはメイクもばっちり、吐き気なんてないわっていう顔でシャンと座っているように見えて、吐くために吐き袋を持ち歩いている自分が本当に嫌になりました。
今思えば自分が不幸だと思い込んでいたので、そう見えていただけかもしれませんね。
さて、極度の脱水で体重はその時点で妊娠前から-6㎏、ケトン体4+、尿がほとんど出ないと言うと先生はニコニコしながら「辛そうだね~入院して点滴しよっか!」と言い、そのまま入院になりました。
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つわりでの入院生活は?
入院といっても特別なことはなく、1日中ベッドに横になってひたすら点滴するだけの生活でした。
病院食も初日は出してもらっていましたが結局一口も食べられず、食べたとしてもその倍は吐くのですぐに中止に。
ちなみに、私は点滴すれば楽になるというつわりではありませんでした。
水分が不足して脱水症になると、その症状の一つに「吐き気」があるので、脱水のせいで吐き気があった人の場合は症状が改善されます。
が!私の場合ゴリゴリの吐きづわりが気持ち悪さの根源だったようで、点滴で楽になった感覚はありませんでした。
医師によると思いますが、私がかかった産婦人科クリニックでは吐き気止めのプリンペランは処方されず、輸液にビタミン剤を添加したものを点滴するのみでした。
このビタミン剤がくせもので、においづわりで嗅覚過敏状態の私にとっては鼻の中にビタミン剤を直接噴射されたようなきついにおいがしてきて(もちろん点滴なので血流に直接入っているんですが)途中から入れないでくれと懇願して中止になったので、もはや何のために入院しているのかわからないような状況でした。
とりあえず尿量が確保され、ケトン体か少しマシになり、水分なら自宅で摂るので退院させてくれと私の強い希望で1週間で退院しました。
においづわりもひどかったので、病室のにおいで余計気持ち悪くなるような気がして耐えられなかったのもあります。
私にとって入院はただの補液で終わりました。
つわり中の家事や育児は?
2回妊娠して2回とも重症妊娠悪阻。
そして下の子の時のほうが更に酷かったので、とてもじゃないけど上の子の相手なんてできませんでした。
しかも当時、まだ2歳で園などに預けておらず、自宅保育中だったので更に地獄でした・・・
上の子は大人しいタイプではなかったので、普段なら公園行ったりドライブしたりが日常だったんですが、本当に廃人状態の私には子供の食事を用意するだけですべてのHPを使い切るほどでした。
食事と言ってもにおいのでるものがダメだったのでパンばかり、一人遊びに飽きたらそれまで動画を見せてこなかったのですが、ディズニー映画やジブリ映画などでなるべく時間の長いものを見せ、それでも持たない時はYouTubeをテレビで見せてひたすら時間を潰していました。
掃除、洗濯、買い物?
もちろん何もできてません。
つわりピークだった3か月間は全部夫がやってくれていました。
夫も慣れないことなので、全然完璧じゃないです。
洗い物は卵がこびりついてるし、お風呂洗いもムラがあるのは分かっていました。
それでも文句なんか一切ありません。
やってもらうしかない状態でした。
洗い物やお風呂が汚くたって誰も死なないから。
体調が価値観を180度変えます。
常につわりという拷問を受けていて起きられない、絶飲食で吐き散らかしている人間ができることなんて限られています。
自分の命をつなぎ、子供達の命を守る。
その最低限しかできませんでしたが、それが悪いとは思わなくていいと思います。
だって妊娠も出産も命がけですからね。
買い物はネット通販でほとんどまかなえていました。
オイシックスとかミールキットなどの調理系はにおいもづわりでダメになり、そもそも起きて何かすること自体できなかったのでその頃は辞めました。
(ただ、産後はコープのミールキットめちゃくちゃ活躍でした)
当時に活躍したのはひたすら冷凍食品!特に麺系です。
チンするだけでご飯出来上がり、私は絶食状態でしたが夫や子供の食事はめちゃくちゃ助けられましたね。
しかも1食100~300円台と安い!おいしい!
何もできない時は、何もしなくていいんです。
家族全員団結して乗り越えていくことで新しい家族が増えた時もしっかりと協力体制を作る下地になります。
何もしてくれない夫や、文句を言う夫は父親になる資格も自覚もないです。「出産前後の恨みは老後までよーく覚えているらしいよ」と言ってやりましょう。
これは事実です。
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まとめ~つわりによる入院の条件とは~
こればかりは産婦人科医によって違うと思いますので、私のケースですのであくまで参考程度になります。
・おしっこが濃く少ないorほとんど出ない
・食事が全く取れておらず、尿検査でケトン体が出ている
・妊娠中なのに体重減少が著しい