赤ちゃん骨折事件から学ぶ。知らない他人に『抱っこさせて』と言われた時の断り方

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はじめにおわび申し上げます

Twitter(@momo6458)でこの記事に書かれたことをつぶやいたところ、瞬く間に拡散されてたった2日で350万人もの方に見られました。

いいねは6万件。

リツイート回数は2.6万件。

そして、その結果様々な反応を頂きました。

当時私はTwitterを始めたばかり。

フォロワーもとても少なかったので、これだけの反響があるとは予想しておらず、非常に対応に苦慮しました。

ただ、送られて来るコメントのほとんどが暖かいメッセージでホッとしました。

しかしその一方で、

『こんなこと思われているなら困っていてももう赤ちゃん連れの人に関わらない』

『寂しい世の中になった』

といった意見もあり、コメント者同士で言い争いが起こるなどとても混乱させてしまったのも事実です。

不快に思われた方大変申し訳ございませんでした。

Twitterの限られた文字数では伝えきれなかったことも混乱を招いた要因だと思い、この記事ではツイートに込めた私の思いとそれに至った理由の詳細を書いたものです。

前置きが長くなりました。

以降が本編です。

赤ちゃん骨折事件

子供を産んでから初めて感じた、『抱っこさせて』という言葉の恐怖。

2010年のことです。

『可愛いですね、抱っこさせて下さい』と言われて、子供を預けると足を折られる事件がありましたよね。

被害者はまだ生後2ヶ月と3ヶ月の赤ちゃんでした。

覚えている方も多いかと思います。

その頃まだ子供がいなかった私にもそれはものすごく衝撃的でした。

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こんにちわ!看護師ママのMOMOです!

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実際に言われた時の体験

もし、本当に見知らぬ他人から『赤ちゃん抱っこさせて』と言われたらどうしよう?

出産してからも骨折事件のことは忘れることはありませんでした。

しかし、『どうしよう?』の答えを明確にしないままで何となくぼーっと過ごしてきてしまった私が、対処を迫られるときはある日突然やってきました。

小学生の姪っ子を連れて、当時5ヶ月の息子と一緒に公園にピクニックに行った時のことです。

木陰で息子を抱っこして座っていました。姉や姪っ子たちは遊具で遊んでいて周りに誰も居なかったのですが、近くのベンチでずっとこちらを伺っていた年配の女性が近づいてきて、

『さっきから見てたの、可愛いね〜赤ちゃん抱っこさせてくれる?』

と言ってきたのです。

すごく子供が好きな人なのかもしれないし、でも万が一変な人だったらどうしようと一瞬例の骨折事件のことが頭をよぎり、断りたいと強く思いました。

でも、その一瞬でうまい言い訳が考えられなかった私は、ついどうぞ、と息子を渡してしまったのです。

女性はしばらく、『可愛いね〜』と立ったままゆらゆらとしていました。

その数秒が気が気ではなくて、とても長い時間に感じたことを覚えています。

いつでも手を差し出せる体勢を無意識に取っていました。

結局息子が泣き出したことで、何事もなく私に返されましたが、その後、ものすごく自責の念に駆られました。

他人に抱っこさせる時に想定すべきこと

母親がなぜ、見知らぬ人に赤ちゃんを抱っこさせることが嫌だと感じるのか?

よく考えてみました。

赤ちゃんはまだ弱々しく危害に対して自分で自分の身を守ることも、抵抗することも到底できません。

つまり防御力がゼロなんですよね。

人に抱っこさせるということはまだ幼い、自分では何もできない赤ちゃんの命、赤ちゃんの権利を全て渡すようなもの。

例えばワザとじゃなくても、うっかり頭から地面に落とされたらもうアウトなわけです。

そんなこと起きないかもしれない。

でも万が一起きたら、取り返しがつかないことでもあります。

そう、骨折事件は実際に起きていますから。

私が命がけで産んだ息子。

万が一のことを想定しておくに越したことはありません。

それなのに私は…

例えその場限りの相手にでも、

『嫌な人間だと思われたくない』

『波風立てたくない』

そんな後ろ向きな理由で、見知らぬ人に息子の全権を渡してしまったんだ。

しかも、2010年に起こった事件を知っていたのに。

その後もずっと悶々としていました。

それを夫に話すと、

『何事もなくて本当に良かったけど、今後はなんて言って断るか先に考えておいたら?

と言われて、二人でない知恵を出し合いました。

強く言えない私でもさらりと言える

単なる子供好きのいい人を不快にさせない

これをコンセプトに。

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人を不快にさせないということ

これは特に重要です。

『赤ちゃん抱っこさせて』

悪意なくそう言ってくる人は例外なく本当に子供好きです。

そんな人に不快な思いをさせたくはありませんでした。

偽善者だというご意見も頂きましたが、私はそういう思考パターンを持つ人間で、それが社会性だと開き直ってもいます。笑

そして、他の多くのママさんもおそらく同じ考えです。

もちろんそうでない人もいますし、ハッキリ言えるのが一番ですが…

ノーとは言えない日本人ですからね。

だからこそ、このTwitterがここまで多くの人にシェアされたんだと思います。

さて、

話を戻します。

『おっぱい飲んだばっかりで吐くかもしれないんで…っていうのはどう?』

『なんか長いし嘘くさいね』

『だったらう◯ち出てるってことにすれば?』

『あ、それいい!』

そうして二人でようやく角が立たない断り文句をひね出しました。

ここまで言って断ってもまだ手を出してくる場合は、

『しっかり断るべき危ない人』

と考えて毅然として断ろう。

そこまで話を詰めておきました。


考えておいて役に立った!

そして、それから数ヶ月。

息子が8か月の時、もう一度同じ場面が訪れました。

息子を連れてショッピングモールで買い物をし、キッズスペースのソファで休憩していた時のこと。

ソファ席で抱っこしていると、40代くらいのお母さん風の女性が一人で近づいてきて、

『可愛いですね、何か月ですか?』

と声をかけてきました。

ここまではよくあることだと思います。

少し会話した後、

『うちの息子なんてもう全然寄り付かなくて、抱っこさせてくれる?

その言葉に全身が一瞬硬直しました。

きっと普通の子供好きな人だと思いました。

でももう二度と子供の全権を無責任に渡さないぞと決意していた私は、迷いませんでした。

『すみません、今ちょうどう◯ちしちゃったみたいで…オムツ替えに行きますね』

そう言って荷物をまとめるとその女性も、

『あ、そうなんだ!大変ね』

そう言ってくれました。

不快になった様子もなく、すんなりとその場を離れることができました。

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考えておくことの大切さ

今の時代、抱っこさせてと言ってくる人は昔に比べると少ないかと思います。

それは、冒頭で述べた赤ちゃんの骨折事件も大いに関係していると思います。

言われることが少なくなったということは、断り方を考える機会も少なくなっているということ。

だからこそ、あらかじめ断り方を考えておくのとそうでないのでは全然違います。

だって最初の私は、断る理由が思いつかないばっかりに本当は渡したくない息子を渡してしまったんですから。

何もなかった。結果オーライで済むならいいんです。

万が一、そうでなかった時。

万が一悪意を持った他人に赤ちゃんを渡してしまった時。

間違いなく後悔することになります。

この件があって以来、周りのママさんや妊婦さんにはこの話を必ずしています。

皆さんももし困る場面があったら、この断り方を思い出してぜひ実践してみてください。^^

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