こんにちは、看護師ママのMOMOです。
今回は赤ちゃんの耳垢についてがテーマ。
驚くべき実体験を報告したいと思います。
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目次
あなたのやり方は?
さて、
赤ちゃんのいる保護者のみなさん、お子さんの耳掃除ってどうしていますか?
綿棒で毎日取ってます(キリッ)
お風呂上がり時々やってるかなぁ
子供の耳なんて怖くてほぼやれてないわ
ハイ。
そんなあなたは毎日綿棒の人も含めて、早いうちに絶対に耳鼻科に行って耳垢を取ってもらうべきです。
なぜか?
今回MOMOは思い知りました。
子供(特に乳幼児)の耳掃除は、素人には絶対に無理であるということに。
そして、毎日綿棒で掃除することがどれだけ危険かも。
では、
我が家のケースからご紹介します。
MOMO家の息子のケース
たまーに(2週に1度程度)綿棒でちょいちょい掃除
乳幼児健診で耳の聞こえ問題なしの判定
音や声に反応するし、返事もする
こんな状況だったので、耳垢詰まってる意識はなく、耳鼻科に行こうなんて思ってなかったんですよね。
子供の耳の中って暗くてよく見えないし、1歳ごろには動きも激しくなって鼓膜でもつついたら怖いのであまり熱心に耳かきしませんでした。
しかし、
ある時、綿棒で耳掃除中に子供が急に激しく動いたんです。
危ない!と思ってすぐに綿棒を取りましたが、耳の奥に一瞬当たってしまいました。
その時です。
『ゴリッ』
というような、あり得ない感触があったんですよ。
『えっ、耳の中でゴリってなに??』
と心配になりましたが、息子は痛がることなく遊び回っていたので鼓膜とかではなさそう。
それに、あまりに一瞬だったので気のせいかな?と思ってその場で忘れてしまいました。
それから2週間。
ママ友さんと話している時に思い出してその事を話すと、『私も子供の耳垢気になってた!』ということだったので、どうせならと一緒に耳鼻科に行ってみることになりました。
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MOMOの探した耳鼻科スペック
先生が優しい
子供の受診率が高い
キッズスペースがある
1歳半を超えたやんちゃな我が子が何かと迷惑をかけるのは目に見えていたので、この辺りを念頭にネットで調べて受診しました。
皆さんも子供の耳鼻科探す時は闇雲に近所の耳鼻科に行くよりは、なるべく周りのお母さんに聞くかネットでチェックして情報収集してから行くといいと思います。
さて。
問診票には『左耳の耳かき中に耳の奥にゴリっとした感触があった』とそのまんま記入。
待ち時間はキッズスペースでのんきに遊んでいました。
いざ診察室へ!!!
当然、泣き喚いて暴れる我が子。
しかし先生も看護師さんも慣れたもので、しっかりと抑えて声かけも優しくしてくれていました。
先生の第一声。
「ん?左って言ってたけど右も結構・・・」
そして、ズザザという音(本当に音がした)とともにとんでもなく巨大な赤黒い塊が息子の耳から出てきました。
まるでミイラとか、へそのと緒か、化石みたいな印象。
2cm以上はありますね。
ええもう、ぎょええええ!と悲鳴をあげたくなるほどびっくりしましたよ。
写真どうぞ。
こんなモノがまだ1歳の息子の小さい耳から出てきたんです。
私は思わず、
「それ持って帰りたいです!」
と口走っていました。(おい)
そんなアホな要求にも看護師さんは優しく
「分かりました〜いいですよ」と。
しかも左耳に取り掛かっていた先生が、
「お母さん持って帰りたいならなるべく原型のまま(崩さずに)取ろう」
と。
めちゃくちゃ優しくてノリのいい先生。(笑)
そして、案の定左耳からもごっそりと巨大耳垢が出てきました。
その所要時間は、なんとたったの1分程度!
これだけのモノがこんな短時間であっさり取れるとは…びっくりです。
そして帰りにちゃんとしたケースに入れて持ってきてくれました。(爆)
親切すぎる耳鼻科。
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耳垢は取りは注射器を使うことも
子供の耳垢はまず液状の点耳薬を耳の中に垂らして、数十分かけてふやかし、最後はシリンジ(注射器)で吸い取る。
というような方法をとることもあるんですが、時間かかるし注射器見たら子供はビビって暴れるだろうなぁと気が重かったんですが、今回の先生はありがたいことにその場でピンセットやセッシを使って取ってくれました。
耳鼻科の先生の意見を聞いてみた
さて、一つ疑問が残ります。
何故まだ1歳の息子の耳からこんな何年も蓄積したかのようなゴツい耳垢が出てきたのか?
(再掲載)
これについて聞いてみましたよ。
先生いわく、
この赤黒さは胎児の時か出産時に異物(胎便とか胎盤かな?)などが耳奥まで入って乾燥してしまったもので、耳垢ではない。
そのため、どうガンバっても素人には取れないもので、下手に取ろうとするとむしろ危険。
そして、こういうケースはめちゃくちゃ良くあるとのこと。
ひええ・・もう完全に耳鼻科案件だったんですね。
何となく『子供に巨大耳垢がたまるまで気づかなかった親』という罪悪感があったんですが、ちょっとホッとしました。
とはいえ、もっと早い段階で受診してあげればよかった・・・
息子よ、本当にごめんよ。
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初めて世界の本当の音を聞いた息子
まだペラペラしゃべる月齢では全然ないんですが、割とおしゃべり上手な1歳児。
耳垢除去後に再び待合室のキッズスペースで遊ばせていると、
車のおもちゃの「キーキー」という甲高い小さな音を聞いて
『ぶーぶ、いいおと』
とつぶやきました。
それにはもうびっくり。
ことばの発達や反応はしていても、今まで細かい音や小さい音は拾えてなかったのかもしれません。
生まれて初めて世界の本当の音を聞いた息子の感想に涙・・・。
耳鼻科医が推奨する子供の耳掃除方法
更に、先生が子供の耳掃除の方法について教えてくれました。
実は耳垢って、鼓膜付近(奥の方)ではなくほとんどその手前の耳道から出る垢なんだそう。
だから綿棒なんかで取ると、むしろ耳道にある耳垢を、奥の鼓膜方面へ押し込んでしまい、結果的に素人では取れなくなるそうです。
そして、耳には自浄作用があるから耳垢って自然排出されるそうなんです。
そう、つまり先生の結論はなんと
【子供の耳掃除はしなくていい】
ということ。
出てきた耳垢を拭いてあげる程度でいいそうです。
そして心配なら半年か1年に1回耳鼻科受診して下さい。と言われて今回の受診は終わりました。
半年後に絶対に行きますとも!!!!
綿棒で毎日耳掃除すると危険な理由
さて、耳鼻科で一緒になったママさんからもっと恐ろしいケースを聞きました。
そのママさんは、もともと耳掃除が好きなマニアで、自分の耳掃除は毎日していたそう。
そのため、子供が生まれたら当然のように子供にも毎日綿棒で耳掃除していたそうです。
しかし、乳幼児検診の際、小児科の先生に、
「耳垢で鼓膜がよく見えないから、耳鼻科に行ってみて」
と言われたそう。
その時は『毎日耳掃除してるのに、そんなはずない』と思ったそう。
しかし!
耳鼻科で診てもらったところ、なんと耳垢と一緒にもじゃもじゃした繊維状のものが子供の耳の奥からごっそり出てきたとのこと!
そう、そのもじゃもじゃしたモノ、綿棒の繊維が大量に絡まったモノだったんです!
先生から言われたのは、お風呂上がりの濡れた耳に綿棒を擦り当てると、当然摩擦で繊維が取れやすくなるということ。
しかもそれを毎日繰り返し、結果的には綿棒の繊維と耳垢を奥へ奥へと押し込んでしまっていたと言われたそうです。
恐ろしいですね。
すごくショックを受けていたと言ってました。
それ以来定期的に耳鼻科に連れてきているんですって。
子供のためにしていたことが、子供に悪影響を与えていたなんて本当にショックですよね。
真面目な保護者さんほど注意が必要だということですね。
まとめ
行ったことなければとりあえず耳鼻科に行こう!
子供の耳掃除を毎日綿棒でするのはやめよう
子供の耳掃除はせず、時々耳鼻科で診てもらった方が安心