ダメダメ新人看護師こそ看護師長になれる

こんにちは、MOMOです!

初めましての方はプロフィールをどうぞ!

今日は新人看護師さんに向けた記事を書こうと思います。

私は転職しまくっていますが、実は最初にいた精神科の病院にずーっと辞めずにいる同期の親友がいます。

もう9年近く前ですが、私は新人看護師として彼女と一緒に働き、泣き笑いを共にしていました。

そんな彼女から先日、看護師長にされて参っているからアドバイスくれとLINEがありました。

同期が頑張っていて、増して役職者になるというのはとても喜ばしい話です。

今回は彼女が主役です。

成績が悪く、看護師浪人

出席番号が近かったことから仲良くなり、一緒に買い物に行ったり合コンに行ったり良く遊んでいました。

性格はおっとりど天然

写真を撮ればわざわざ現像して配る、年賀状はクラス全員に欠かさないといった妙に古風でしっかりした面があったので友達も多く、みんなに好かれる子でした。

しかし、彼女の看護学校の成績はワースト1位でした。笑

テストは毎回のように追試

実習の評価はいつもギリギリのC

時にDをつけられ、再履修することもありました。

何とか実習を終えて国家試験目前!

(ここまで留年しなかったのが奇跡でした)

成績の良かった私は、(自慢じゃないです)勉強を教えようとしましたが、何故か彼女は申し訳ないからと遠慮しまくって友達から教わるということを全く受け入れませんでした。

そんな彼女が受かるはずもなく、あえなく不合格。准看護師受験を禁止されていたのでクラスみんなが看護師デビューを飾る中、彼女だけはただの人でした。

私と同じく奨学金を借りていた彼女は、返済のために入った病院で看護助手として同期と共に働くことになりました。

それが余程こたえたのか、不合格したら返金!という国試対策の講座で勉強し、翌年晴れて看護師になりました。

ナースになっても相変わらず

私たちの病棟は院内で最も多忙で人が来たがらないので万年人手不足でした。ただでさえそんな様子なのに、新人教育なんてやってる暇ない!そんな雰囲気です。更に堂々たるパワハラが横行している時代で、先輩から怒鳴られるのは当たり前でした。

元々かなりの天然で中々話が通じないこともある上に、喋り方も遅く、動きも遅く、要領が悪く、質問に対する返答が長く、返答できてもトンチンカン。そして時に黙り込んでしまう(多分怖くて分からないと言えない)彼女は、先輩から怒られまくっていました。

実際、仕事の抜けが激しく、彼女が休みの日には抜けていた仕事のダメ出しがロッカーにベタベタに貼られ、休み明けはそのメモを持って先輩に謝りに回るという日々。午前3回、午後4回は怒鳴り声が聞こえるという有様。心配で帰りに飲みに誘っても、『明日の勉強するからダメ〜』と言われてしまい、当時何を考えているか分からなかったので、彼女がおかしくなってしまうのではないかとハラハラしていました。

翌年になって後輩が入ってきても、彼女の成長は思わしくなく、ロッカーに貼られるメモの枚数も相変わらずでした。後輩の方が仕事をどんどん覚え、徐々にできるようになって行く。しかし彼女は相変わらず仕事が遅く、抜けも多く、先輩の逆鱗に触れては怒られていました。

実際リーダー研修も彼女より後輩の方が早かったのを覚えています。

3年目の急成長

奨学金縛りが終わり、私が転職しようと考えていた頃。

突然それは起こりました。

彼女が朝からそつなく仕事をこなし、入院が来るとなったら誰よりも早く準備を始め、確実に自主的に仕事をこなしているんです。

それは、もう誰にも何も言わせない雰囲気でした。

その日から彼女は立派に一人前の看護師として活躍するようになりました。

3年かかってようやく彼女の看護師としての才能が開花したんです

一番驚いていたのは先輩達でした。あれだけ何も任せられなかったのに、リーダーやれる日が来ると思わなかったなど、その頃はその話題で持ち切りでした。もちろん先輩達は嬉しそうでした。彼女の教育のために今まで散々注力してきたのは他ならぬ先輩達ですからね。

先輩達から認められ、受け入れてもらえた彼女は益々仕事ができる人になっていきました。

勉強を続けていたので根拠のはっきりとした看護ができ、薬も詳しくDr.とも渡り合える。更に温厚で優しい彼女は教育者としてぴったりで、後輩指導も上手でした。

一度こんなことがありました。

彼女が休憩に行く先輩から、時間になったら患者さんの痰の吸引をするように頼まれていたにもかかわらず、やらなかったと言いました。

どうしてやってないの!?と先輩は声を荒げたんですが、彼女は、

『Spo2が99%で、聴診をしても口腔内や喉を観察しても痰が詰まっている様子がなかったので、患者さんの苦痛を考慮して定時での吸引は避けました。先ほども観察してきましたがお変わりありません』

そういう返答をしたのです。

先輩も、「あ、そう、ありがとう」と少し唖然としていましたがもちもん反論できませんよね。

私はその後さっさと大学病院へ転職してしまいましたが、彼女との交流は今だに大切にしています。

ダメダメでも新人が焦ることなど何もない

何が分からないかも分からない。

新人はそれくらいで普通です。

でも一つ重要なことは、ゆっくりでいいから勉強を続けること。

分からないことを持ち越さない!

となってしまうと新人の頃は毎晩勉強で眠れませんし、長く続きません

少しずつでもいいので、継続することです。

勉強して得た知識は自分の資産ですから、何年経っても自分を助け、また自信にもつながります

勉強したことと現場の仕事は必ずしも繋がらない、現場は教科書通りじゃない!なんて言われたり思いがちですが、根拠が分かってやっているのと、根拠曖昧なままやっているのでは不測の事態の際の対応力が違います

痰の吸引の件の彼女がいい例ですね。

そろそろ〇時間経つから吸引するか」と

痰が詰まっていない根拠があるから患者の苦痛を鑑み、吸引しない」という判断どっちが正しいのかは明らかです。

慣れてきてルーチンで仕事をしていると、そもそもなぜこうしているかという根拠を忘れがちになりますからね。

これは看護全般に言えることです。

さて、

入ったばかりの環境で、いつどのように咲くかは人それぞれ。

始めから目端が効いて、要領よくさくさくと仕事をこなせる人もいれば、じっくり観察して、じっくり考えて、ゆっくりと仕事ができるようになる人もいます。そういう人に限って大輪を咲かせるものです。

重要なのは周りも自分も焦らないこと

今はまだ心細く、毎日泣きそうな思いを抱えている新人看護師さんも、3年後には後輩を励ます先輩です。

きっと大きな花を咲かせていること思います。

頑張っていると思いますが、根詰めすぎないようにしてください。

これから長い時間をかけて嫌でも色んな経験するんですから、焦る必要はないんですよ。

彼女の例が少しでもそんな新人看護師さんの気持ちを楽にしてくれたらなあと思います。

 

 

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